こたつ日和

徒然なるままに。雑記

掌編とはいえ

大人のための怪奇掌編 [宝島社文庫]大人のための怪奇掌編 [宝島社文庫]
(2008/07/03)
倉橋由美子

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上製本で見かけたんですが、手持ちがなく、文庫化を待望していた本です。
良質な作品ばかり、全部で20話、収録されています。
「ともかくお読みなさい。びっくりなさい。ぞっとしなさい」
とは、解説の言葉。しかしながら、びっくり、という表現では納まらないものが多いですよ。
短編ばかりでありながら、「死」や「変異」や「狂気」を、とても濃く描ききっている作品集。
「怪奇」であって、ホラーではないようです。
お気に入りを幾つかメモ。

「ヴァンピールの会」・・・なんともいえない、退廃的なテイストです。佐田君がもう少し大人しい感じだったら、ちょっとBLテイストの萌えもある・・・?
「革命」・・・ああ、確かに蟹。予感めいたものがあったのか。
「事故」・・・シュール。人間は自分に都合の悪い事は忘れてしまうものです。
「発狂」・・・これもシュール。神々に滅びが理解できるのか。
「鬼女の面」・・・生贄を捧げ、自らが贄となるのを確信もしている。
「生還」・・・生き還る。例えその身は腐っても。・・・・責任者出てこい!!って言いたくなるなあ・・・・
「カニバリスト夫妻」・・・予想できるオチだけど・・・御夫婦の報告の詳細が気になってしまう私。
「無鬼論」・・・暗闇の招待客。紛れ込んでいるのは、「この世にいないもの」。しかし、彼らの存在の証が残る。
「カボチャ奇譚」・・・「生還」とは違った切り口で。

とても読みやすい話が多いです。作者の倉橋由美子氏は既に鬼籍に入っておられますが、こうして作品が残っていくのですね。

今日は、晩御飯作ってて、左前腕に油が撥ねて火傷しました1×3cmくらい。水ぶくれできてますが、ちょっと潰したくなる感じ。うずうず。・・・・でも、後で痛くなるから、この誘惑と戦わねば!!・・・こーゆー傷、シミになるんだよね。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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