こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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日本ホラー小説大賞長編部門

庵堂三兄弟の聖職庵堂三兄弟の聖職
(2008/10/24)
真藤 順丈

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今年の日本ホラー小説大賞長編部門大賞受賞作です。

ひとは、死んだらモノになる。
庵堂家は代々、遺体から箸や孫の手、バッグから花火まで、あらゆる製品を作り出す「遺工」を家業としてきた。長男の正太郎は父の跡を継いだが、能力の限界を感じつつある。次男の久就は都会生活で生きる実感を失いつつあり、三男の毅巳は暴走しがちな自分を持て余しながら長兄を手伝っている。父親の七回忌を目前に久就が帰省し、久しぶりに三兄弟が集まった。かつてなく難しい依頼も舞い込み、、ますます騒がしくなった工房、それぞれの思いを抱く三兄弟の行方は?


オビの選者の言葉は若干誉め過ぎな気もしますが、いつものことなのでしょうがない。
いかんせん、三男毅巳の言動の汚さについていく事ができないと、初っ端から読む気にはなりません。まあ、慣れますが。ただ、終盤であんまりにもこっ恥ずかしい小道具に使われてたのはびっくりでしたが・・・・
遺体を、主に遺骨を処理して加工品にする、という話は聞いた事があります。置物とかアクセサリーに加工していましたが、ここではそんなもんではありません。それこそ皮でバッグだって作ります。さすがに骨で作った箸でご飯を食べると言うのはイヤだなあ・・・花火くらいでキレイにぱっと燃えるのはかっこいいんだけど。
好きなキャラは長兄・正太郎。素晴らしい技巧を持つ彼は、それゆえに、自分の越えられない壁に気付いています。返らない死者の声を求め、加工する遺体に語りかけ続ける彼。一種異様な高揚。決してイイオトコではなさそうなんですけどね。ぬぼーっとした感じ。
読み口は、それでも比較的軽いようです。ちとはすっぱな印象はあるけど、作品にあわせたのかしらん?
せっかくなんで、次男・久就の都会で感じていた「生きていない感じ」というものをもっと突き詰めてほしかったかなー。なんか、実家に帰って掃除してるうちにうやむやになっちゃったような。

「地図男」も読んでみたいかな。

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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