こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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それでも恋物語だといいたい ~「少女禁区」

日本ホラー小説大賞・短編賞受賞作品です。大賞は上製本で出るだろう。また買いに行かねば。(収納先がないっちゅーの)
長編は「バイロケーション」。…あれ、バイロケーションって発火能力のことじゃなかったっけ。ちょっとこっちは触手が働かず。まあ気が向けば。

少女禁区 (角川ホラー文庫)少女禁区 (角川ホラー文庫)
(2010/10/23)
伴名 練

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作者さんはなんか「バンアレン帯」から持ってきたような名前…。
2本の短編から成る、薄い本ですが、内容は良かったです。どちらも、少女を巡る話。様々なことに汚されてもなお、気高い少女が美しいと感じる事ができます。その美しさが、痛々しさに彩られていれば尚の事。

最初の話、「chocolate Blood,biscuit hearts」は、一番最初に少女が語るセリフがとても印象的です。甘い甘い菓子になぞらえながら、諦念にも似た毒を含んだその言葉が、物語を支配しています。少女は、自分が最も愛する少年を守りたい一心で、さらに大きな「サイネット」というショーケースに自分を並べてしまいました。ちょっと未来っぽい、でも、退廃的な雰囲気がいいです。

短編賞受賞の「少女禁区」。「呪力」とか「釘喰様」とか、なんとなく「新世界から」や「夜市」を思わせるような世界観ですが、もっと狭いトコロで閉じてしまっている感じです。小さいムラ1個分だけしか存続していないような世界です。「親殺し」の疑いすらある、天才呪詛使いの少女。ひとがたを彼女に握られ、服従する「私」。死を操る少女は、「私」を痛みによって支配し、気まぐれに扱っています。痛みによって、繋がっている「私」と少女。それは、ずっと変わる事なく。

どちらも、恋物語であると感じました。


「災厄娘inアーカム」を読み始めました。
bk1で「新潟の妖怪」を注文してパラパラしてたら、置いてあったのを新潟出身Uさんが眺めていたようです。「なつかしい~!」といってました。うぬぅ。各都道府県は自分とこの出身妖怪なんかをもっと紹介しなくちゃだわ!!
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

読んだ本~さ行 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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