こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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ここにもそこにも ~「もののけ物語」

古来、日本はアニミズムの国でありました。
どこにでも、どんなものにでも魂が宿り、神さまを感じてきました。
今でも変わらない、そういうものを感じる作者の、実体験記。「実話怪談」とくくるには、ちょっと部類が違うかな。理由は、「怖い」に拘ってなくて、作者が、「そういうものだから」と受け入れている事にあります。

もののけ物語 (幽BOOKS)もののけ物語 (幽BOOKS)
(2010/11/17)
加門七海

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別々の媒体で連載されていた3つのシリーズを一まとめにしているので、一冊で三度おいしい本になっています。
ちょっとずつ方向性が違うシリーズなので、内容がかぶることもなくていいですね。

「もののけ物語」  
器物、百年を経てなんとやら、と申しますが、「念」がこもってしまえば百年とかなんて時間は不要です。
その「念」というものは、作り手の思いであったり、売り手・買い手の思いであったり、或いは行きずりの「何か」であったり、場を納める「何か」であったりするのでしょうが…
でも、こもってしまった思いに振り回されたりしちゃう本人には、ちょっとたまらないものもあったり。現実的なことを言ってしまうとものを買ったり、維持したり、修復したりするにはオカネも必要ですし。そこらへん、もうちょっと考えてほしいもんですけどね。
このシリーズの話はどれもちょっと「にやり」としてしまうものがあったりしますが、特に好きなのは「下戸の酒器」「水晶ギツネ」「白澤と表具屋」です。

「怪談徒然日記」
私の愛読書にして、数少ない定期購読雑誌「幽」で連載されていました。
作品にするには短すぎるエピソードが沢山です。
面白かったんですが、こんなことばっかり起こってたら、…やっぱ、オカシクなったと思うでしょうな、自分なら。ただ、身近にそういう現象が転がっていたから、あんまり構いすぎず、気にしすぎないことが一番と言うわけですね。

「ほんとだよ」
こちらは、「怪」に関わるあまり、怖いぞ、という方面にひっかかった作者の体験談。「河童捕獲大作戦」はJET氏によって漫画にもなってます。でも、いいなぁ、楽しそうだなぁ。河童、見たい。美形でなくてもいいんだけど。

歯切れのいい話が多かったので、読みやすい本でした。
怖いの苦手な方、タイトルで引かないで、読んでみてほしいですね。
実話怪談入門書としてもオススメかも。

「女たちの怪談百物語」を読もうかな、と思っています。
ちょっと風邪…しかも胃腸風邪っぽくなっているので、気をつけないとね。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

読んだ本~ま行 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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