こたつ日和

徒然なるままに。雑記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

語られ現し世に顕現する ~「「超」怖い話 T」

怖い話は、体験者が語り、蒐集者が書き記すことでこの世に現れます。そのためには、蒐集者は、自分の生命力というようなものを犠牲にしなければならないようですが…

「超」怖い話Τ(タウ) (恐怖文庫)「超」怖い話Τ(タウ) (恐怖文庫)
(2011/07/29)
松村 進吉

商品詳細を見る


「深淵を覗くものは心せよ。深淵を覗くとき、深淵もまたお前を覗き込んでいるのだ」とはニーチェ様の有名なお言葉。(正しく引用してないかも。大体こんな感じだったと思う)
実話怪談の世界では、深淵には等しく「怪異」が存在しています。この「怪異」は、合せ鏡のように自分をのぞき込むだけではなく、「意思」…ある時は悪意、ある時は敵意を持って、こちらをのぞき込んでくるのです。それは、彼らにとって、現世と関わりを持つ、謂わばチャンスであるのだから。

「責任問題」…言い逃れならできますよ。「自己責任」ってね。
「不詳の断片」…本当に、終わっているのか。
「掴む手」…未来の炎が焼き尽くす。
「ご注意」…訪ねてきたモノはなに?
「手を貸す」…日本昔話みたいですね。
「忘れ物」…来年も…あるんでしょうか?
「名乗り」…なんか怖い
「再」…案外、この話好きです。古典的、といいながらも、原点の怖さがあるんでしょう。
「おいてけ」…生身だけど、連れていけない。
「花と数珠」…縛られたかったのも、事実なのでしょう。
「肝潰し」…罰当たり。
「忘縁」…人形は、忘れない。彼らは成長しないから。
「犯罪者」…うわー、サイテーだ、コイツ…
「いてあげる」…旦那さんの気持ちも、奥さんの気持ちもわかりますが…
「こちらです」…火葬場なんて…お迎えにいったようなもんでしょう?

ものすごくゾッとする話ではないんでしょうが、「責任問題」なんかはちょっと怖かったです。蒐集者がこちらとあちらの一線を守ろうとしても、語り手が、一線を越えてしまったら…それを煽ってしまうようなことになったら。
でも、相変わらず質は高くて嬉しい限り。

「新耳袋殴り込み 危ないパワースポット編」を読みはじめようとしたら、実話怪談の方が面白そうだったんで、「笑う裂傷女」から読み始めてしまいました。
スポンサーサイト

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

読んだ本~た行 | コメント:0 | トラックバック:0 |
| HOME | NEXT
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。