こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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日常に潜む 〜「現代百物語ー殺意」

現代百物語 殺意 (角川ホラー文庫)現代百物語 殺意 (角川ホラー文庫)
(2013/06/21)
岩井 志麻子

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読み終わって、感想がフレッシュなものからUpしていこう。

岩井志麻子女史の最新作です。「あの女」の話はまだちょろちょろとあるものの、気になるほどではなくなりました。日常生活でふっと「あれ?これっておかしくない?」と思う瞬間を切り取っていくのは面白く思います。だから、「幽霊」とか「心霊現象」とかだけではなく、「変なヒト」が題材だったりします。…ま、変にも程があるとは思いますが。
それでも…それらの現象の根底にあるのは、やっぱり生きていようが死んでいようが、主に「人間」なわけで…
一番怖いのは「人間」です。

「ある社長の透視能力」…社長の後ろのものより、自分の主張を喋り続ける社長が怖い。
「古着に絡まった『念』」…古着はなんとなく怖くて手が出せません。志麻子女史の解釈が面白い。なんだか納得しちゃった。
「死の臭い」…臭いなら、慣れてしまうのでしょう…
「犬を蹴った男」…「モノ」と「イキモノ」の区別がつかない…でも、こんなヒト、増えてきているような気がする。
「ピーガスゥ」…タイの妖怪ですけど…ビジュアル怖い。
「入れ替えられた噂」…入れ替えられた目的があるのかも…
「死相」…現実か、虚像か、どちらかで警告されている。
「幽霊・物の怪への対処法」…返事をするな。「牡丹灯籠」からの鉄則ですな。
「探偵ごっこが好きな女」…死んでからも。
「日常のちょっとした不安」…で、片付けられてしまった。
「幽霊のリベンジ」…なかなかアグレッシブ。
「店とつながってしまった男」…もはや、「店」が男に執着している。
「ナチュラル・ボーン・キラー」…ああ、そういう解釈もあるのね
「動物を愛する人」…ホームレスには目もくれない、そんなヒトが怖い。
「食べ続ける女」…空腹になるときは、全てを失った時だから。
「何よりも嫌な目つき」…本来、向けられるはずのない視線だから。
「美人すぎるPTA会長の粘土細工」…それが、本性。
「淫猥な生霊」…うーん、おそるべしえろパワー。
「アクセサリー」…今どきのアクセサリーにそんなパワーなんかほとんどないと思うけど。
「不自然な修正」…うわ、これは怖いわ。
「根も葉もない噂」…理由がないのは怖い。
「熊を殺すな」…なんか、似たようなこといってる組織がありますね。

私は「あの女」絡みの話が少なかったことでも満足です。しかし、「常識って、なんなんだろう…」と思わせる話が充実してますね。ちょっとずつ、逸脱して、「常軌を逸する」モノになっていく怖さ。

Amazonの商品検索が100を越えているから新しいのが検索できないらしい。どーやったら検索履歴って消えるのかな…
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