こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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そして、悲劇は起こる ~「ナイト&シャドウ」

国の中心人物という者がいる。
経済の大物だったり、暗黒社会の首領だったり、立場はいろいろあるだろうが、誰しもが思い浮かべるのは、「国家元首」。つまり、大統領だの、首相だの、書記長だのといった国のトップだ。
特にアメリカでは、彼らを時にはわが身を盾にして守るのが、「シークレットサービス」だ。

ということで、舞台は9.11.前のアメリカ。
久しぶりの柳広司のかっこいい文章に触れた感じです。

ナイト&シャドウナイト&シャドウ
(2014/07/09)
柳 広司

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日本のSPである首藤が、アメリカのシークレットサービスに研修に派遣されます。
首藤は、まあ、いわゆるキレもの。キレ過ぎて実直すぎて、サミットの警備をゴリ押し気味に厳重にしたため、上にやや煙たがられてこの任務につかされました。…ま、彼にはそんなことは些末な事のようですが。
彼の担当となったバーン捜査官は、無口・無表情、おまけに仕事はソツなくこなす首藤に対し、最初、日本から来た何にも解ってない一介の警護官として侮ったり、イラついたりしているのですが、やがて、その心情はかわっていきます。
ほんのりラブっぽい展開もあったりするのですが、そんなことより、一つの事件からどんどん重大テロのきっかけにつながっていく展開がたまらなく面白いです。かっこいいのです。
オペラを口ずさみ、爆弾を操り、「大統領暗殺」を示唆するテロリスト。
彼の仲間はどこにでもいるという。それと知らずに協力しているという。
巨大な「ホワイトハウス」のかかえる数多の人間が、たとえどんなにセキュリティを強化しようが、まったく意図せずテロリストとつながっているとしたら、それはそれで恐ろしいことですが、事件は思わぬ方向へ転がっていきます。
そして、すべてが終わり、日本へ帰る首藤にバーンが投げかける言葉が、その後のアメリカ最大の悲劇を暗示していて、ぎょっとしますよ。

最後まで、一気読みしてください。

怪談本がたくさん出ているので、感想が追いつきません。夏コミの原稿もあるしね。
最近では「忌談2」「忌談3」「現代百物語 彼岸」を読みました。
「忌談2」「忌談3」はそんなに怖い話はなかったです。後味の悪い話がいくつかあります。
「現代百物語 彼岸」は、岩井女史のあからさまな「あの女」の記述が減って、ちょっとほっとした感じです。

今は「怪談狩り 赤い顔」を読み始めました。
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