こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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お仕事の参考に

死化粧(エンゼルメイク) 最期の看取り [宝島社文庫] (宝島社文庫)死化粧(エンゼルメイク) 最期の看取り [宝島社文庫] (宝島社文庫)
(2009/02/05)
小林光恵

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仕事柄、たくさんの患者さんの最後をお見送りさせていただいています。
で、最近、どうしても避け得ない、「グリーフケア」というのに関心があって、病院内の学習会なんかに参加したりしています。もともと、エンバーミングには興味があったので、いろいろ文献なんかも読んでましたが、最近、看護師が施す「エンゼルメイク」も随分変わってきたんだなー、ということから、そういう知識の補完も兼ねて、読んでみる事にしました。
作者は、「おたんこナース」の原作でも有名な小林光恵先生。エンゼルメイク研究会の代表も勤められているそうです。
「看取り」の場面が、当事者である御遺族の視点から書かれた短編小説ですが、必ず、この場面ではどういうケアが必要とされたのか、というようなことにも触れられているので、単に感傷的なシーンの羅列や、自己満足的なケアの記録のようになっていないのが、とても読みやすく感じました。
「縛らないで!」というのは、亡くなった夫の口を閉じるために縛ることを拒否した奥さんの叫び。以前は、亡くなった方の口を閉じるためにアゴをベルトで縛ったりすることは教科書的ですらありました。しかし、エンゼルケアの研究が進んで、亡くなった方の遺体の経時的変化が学ばれて、それは、決して必要ではないもの、むしろご遺体をいためてしまうかもしれない事がわかってきました。まして、カタチを整える為にぎちぎちに縛るなんて、やはり亡くなった方の尊厳という観点からも、辛く感じます。
「会わせて欲しかった」は、交通事故死された方・・・特に、ご遺体が非常に損傷されてしまった場合に、会ったほうがいいのか、会わないほうがいいのか、そんな選択を考えさせられます。あまりにも無残な状態は、かえってその方の生前の面影を損なうことになってしまうかも・・・
仕事上の事とはいえ、考えさせられる事例ばかりでした。私も、よりよい「看取り」の場を提供できるようになれればなあ、と思います。
もっと、一般の方にも興味をもっていただきたい事柄でもあります。
死んだ後の自分の顔、誰に、どう、整えてほしいですか?

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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