こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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結城中佐がかっこええ・・・

ジョーカー・ゲームジョーカー・ゲーム
(2008/08/29)
柳 広司

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本屋大賞2009 第3位のこの本。

結城中佐の発案で陸軍内に設置されたスパイ養成学校”D機関”。「スパイとは”見えない存在”であること」「殺人及び自死は最悪の選択肢」。これが、結城が訓練生に叩き込んだ戒律だった。軍隊組織の信条を真っ向から否定する”D機関”の存在は、当然、猛反発を招いた。だが、頭脳明晰、実行力でも群を抜く「魔王」---結城中佐は、魔術師の如き手さばきで諜報戦の成果を挙げ、陸軍内の敵をも出し抜いてゆく。

久々に、一気に読んだ本です。
うわーーー、結城中佐がかっこええ・・・・
読み始めて数Pで、そればっかり言ってしまうほど、結城中佐に釘付けに・・・むぅ、恐るべし、D機関。「魔王」結城中佐!
オビには「異能のスパイ」たちとありますが、なんといってもそれを束ねる結城中佐の得体の知れなさ。一度は欧州の諜報機関に捕らえられ、拷問の末にスパイとしては致命的とすら言える印を刻み込まれた中佐。彼の判断には怜悧で狡猾な計算が常に存在し、ヒトはそれに気付く事無く、操られる。彼の”D機関”から放たれるスパイもまたしかり。
彼らは「真っ黒な孤独」と常に共にある存在。彼らは何処にも寄る辺を持たない。しかし、彼らにとってそれは命を賭ける価値のあるゲーム。
昔読んだ忍者マンガの「草」と呼ばれる存在が、戦時下の日本に蘇るとこんな感じ・・・?でも、そんな「泥臭い」ものは全くなくて、どこかスタイリッシュな印象を与えます。
その上、「生きて虜囚の辱めを受けず」という軍の信条に真っ向対立しながら、それはあくまでスパイとしての合理性に基づくものというのも、今までにない新しさを感じます。
5つの短編からなっていますが、もう少しこの”D機関”の「暗躍」を読みたい気がします。
また、以前にこの作者さんの「トーキョー・プリズン」を読みましたが、それよりずっと読みやすく感じました。長編と短編を比べてはいかんとは思いますが、「次はどうくるんだ!?」というワクワク感が維持できる文章でもありました。

さて、次の本・・・

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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