こたつ日和

徒然なるままに。雑記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

奇蹟とミステリ

奇蹟審問官アーサー 死蝶天国(バグズ・ヘブン) (講談社ノベルス)奇蹟審問官アーサー 死蝶天国(バグズ・ヘブン) (講談社ノベルス)
(2009/04)
柄刀 一

商品詳細を見る


朽ちぬ死体と生きる屍、アルプスに轟く獣の咆哮、千里眼を持つ女性・・・・・・。世界各地で次々と報告される「奇蹟」の真偽を判定するため、若き奇蹟審問官・アーサー・クレメンスはヴァチカンより放たれた。怜悧な論理力と深き信仰心をもって彼は「超常現象」に挑む!柄刀一渾身の、あまりに壮大な本格ミステリー!

うーん、壮大かどーかはともかく・・・というのは、4つの短編から成り立っているわけで。
宗教でいう奇蹟というものは、どうにも信者の方々のひたすらな熱狂と歓喜に迎えられて、なかなか冷静な判断によって「それは人為的なものですよ」とか「気のせいですよ」とかいう解釈がなかなか受け入れられないものです。森の中の木の陰に幽霊も、見ようによっては「イエ〇のお顔です!」って言っちゃえば、飛びついてくるヒトもいる。どっちもシミュラクラって現象で説明がついちゃったりするんですが。
そういう意味では、このアーサー・クレメンスという男、非常に冷静です。しかし、「神の奇蹟」とヒトが信じるものを、理性によって判じる仕事は、時として、自分の信仰心すら試されているようです。実際、「聖なるアンデッド」では、「異端」の疑いを抱かれているようですらありました。これは、彼に対する「神の試練」ということなのでしょうか。
ちなみに、私はキリス〇教は好きではないです。宗教を好き嫌いで語ってはいけないのでしょうが・・・あまりにも他の宗教に対する排他主義的な部分が強いような気がして。実際、「聖なるアンデッド」では、カルデロン神父が狂気にも似た感情で、土着宗教の呪術師を追いかけて行くシーンがあったりします。この熱狂が怖い。
ちょっと推理が苦しいものもありますが・・・まぁ、ご愛嬌。特に、「バグズ・ヘブン」のキモの部分・・・「それ、なんでわかるの?」に答えがしっかり欲しかったかも・・・「そーゆーヒトもいるかもね」では、ちょっと納得いかないぞ?


「グレ〇ラガン 螺巌編」観に行ってきました。面白かった!アツかった!!感想は後日です。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

読んだ本~か行 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<季刊くらいで出てもいい | HOME | 平山節は健在!>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。