こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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幽霊屋敷の記憶

私の家では何も起こらない (幽BOOKS)私の家では何も起こらない (幽BOOKS)
(2010/01/06)
恩田 陸

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「幽」で連載していた短編が、まとまって1冊になりました。
丘の上に立つ、1件の幽霊屋敷を巡る、不思議なお話しです。
短編集ですが、全ての話はお互いにリンクしあい、お互いを補い合って、一つの「幽霊屋敷」が語られていきます。
アップルパイを焼き、ジャガイモを剥きながら、殺しあった姉妹。
子供を塩漬けにして、主人に食べさせていた女。
老人を惨殺した殺人鬼の少年。
幽霊屋敷に群がるマニア。
そして、「聖地」の周囲を這いずるもの。
彼らの共通項は、ただ、「丘の上の幽霊屋敷」。
しかし、彼らは、蓄積されていくのです。「幽霊屋敷」の「記憶」の中に。
この、なんとも気持ちの悪い感じがたまりません。
リンクして、補完しあっていく話の連なりから、目が離せなくなります。
そうして、自分も、この「幽霊屋敷」に囚われていくようです。
読んでいるとしっとり、ねっとりした、家の中独特の空気が香ってきます。

よいお話でした。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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