こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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あたたかいお話もたまにはね。

僕たちの旅の話をしよう (MF文庫ダ・ヴィンチ)僕たちの旅の話をしよう (MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2009/10)
小路 幸也

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手紙が落ちてきたんだ。うちのバルコニーに。
本当にびっくりした。
あんまり驚いたからしばらく動けないで、
じーっと床に落ちたその手紙を見つめていた。
こんなことってあるんだ。誰かが飛ばした風船が、
手紙が、こんなふうに落ちてくるなんて。


友人のブログで「東京バンドワゴン」が紹介されていまして、興味はあったんですが、未読だった作家さんです。
なんかもう、ほっこりとしてしまいました。

山の中の学校の一人きりの生徒である少女が、手紙のついた赤い風船を飛ばします。
それを受け取ったのは、東京に住む3人の少年少女たちです。
3人は、ちょっとした能力をもっています。
小学校5年生と6年生(ただし、1名はダブリ)という、「オトナの事情はなんとなくわかる。コドモが無力なのもなんとなくわかる。でも、それだけにしたくない」世代のコドモたち。
特殊な能力は、でも、あんまり役に立ってる感じではなくて。
そして、それぞれに家庭の事情を抱えています。
そんな彼らが、「4人で会って、遊ぼうね」という目的に動き出そうとしたとき、事件が起こります。
無力だけど、何もしないで仕方ないと済ませてしまう程にはオトナでもない彼らが持つ力は、ただ本当に「友達を大事に思う」気持ちで、それだけは、絶対に諦められない気持ちです。お互いに、お互いを思う気持ちがとても強くて、まっすぐ。彼らなりにお互いを素直に気遣っていく、その関係が巧みに描かれていきます。
そして、コドモの無力をほんのちょっとだけ、手助けしてくれるオトナたちがいます。でも、絶対、やり過ぎないんです。その距離感みたいなものがいい。
また、子供達にはわからない事情が、語られないのがまたいい感じです。だって、そんな事は、今の彼らは知らなくていいんです。
あまりにも素直な子供達がかわいい。一生懸命な彼らの関係が、これからも良いモノであってくれることを、かげながら祈りたくなります。

小学校高学年のコドモにも、呼んでもらいたい1冊です。

たまにはこーゆー本も読みますよ。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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