こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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彼女は数えない

すいません、ご無沙汰してました。
明日から職場異動で、なんかちょっと落ち着かず、ゆっくりブログを書く気にならず、まあ要するにサボってたわけです。
でも、本はきっちり読んでました。

数えずの井戸数えずの井戸
(2010/01/25)
京極 夏彦

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古典怪談の新解釈・・・みたいなスタンスの、京極夏彦氏のシリーズ(?)もの、最新作。
今回は番町皿屋敷。
有名な、「いちま~い、にま~い・・・一枚足りませぬ~~」の皿屋敷ですね。小さい頃に、夏場に見た映画を思い出しますな。
しかし、この作品のお菊はお皿を数えません。あるものは・・・あるがままで。
そして、お菊を手打ちにした青山播磨は・・・何かが絶対的に欠けてしまっている男です。丸い月を見ても、彼は何かが欠けていると感じてしまう男です。
この二人は、本来なら縁が交わるような身分ではありませんでした。
それでも、つながってしまう、運命の糸。
各章ごとに、視点が変わっていくのが匠の技でしょうか。数える立場のもの、数えない立場のものが、交互に出てくるのですが、縁の糸が縒り合わされていくにつれ、この立ち位置が、徐々に混乱して行きます。数えたいのか、数えずにいられないのか、数えられないのか、数えたくないのか・・・。そこに、お互いの立場を通そうとする人物が交じっているので、事態は徐々に悲劇的な結末へと終息して行きます。
ちょっとだけ、相手を慮っていたら、この「皿屋敷」の結末はこんなに悲惨で、混乱したものではなかったかもしれない、と思わせるものがあります。
これは、「欠けている」殿様の物語でした。
10枚一揃いの色絵皿・・・たとえ10枚揃っていた所で、欠けていると感じてしまえば・・・それは、ずっと満ちることがない。その欠落を抱えた殿様の物語です。
だから、たとえ「小股くぐりの又市」が出てきても、この物語は覆らないのです。


もう1冊、あさのあつこ「ガールズストーリー」を読み終わってますが、感想のUpは後日。「怪談実話系3」と「怪医」を購入してましたが、「幻人ダンテ」を読み終わってから集中して読もうという魂胆です。あと、「彩雨亭奇談」は本屋巡りしても見つからなかったので、ネット注文して手に入れました。今年は遠野物語100周年とかで、その方面(妖怪系だね)の本が充実しそうな予感・・・ふふふ、楽しみにしていよう。戦国時代あたりの時代物も面白そうなのがたくさんだし、もう少し趣味に没頭できそうな感じです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

読んだ本~か行 | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

どうも。初コメです^^
「数えずの井戸」うちも読んだところで記事にしたところです★
終章の何とも遣り切れない又市たちが印象的でした。
また、「怪談実話系3」もちびちび読んでるところです。
そちら方面の本が充実する予感だそうで私も楽しみにしときます^^
2010-03-01 Mon 10:08 | URL | Mr.サンデー #IGITNoQc[ 編集]
コメント&訪問ありがとうございます。
私も「怪談実話系3」を読み始めました。

ソッチ方面の本が充実する予感・・・当たるといいんですが(^^;
2010-03-01 Mon 21:10 | URL | ひだまりこたつ #-[ 編集]

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