こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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恐怖の原点

厠の怪 便所怪談競作集 (MF文庫ダ・ヴィンチ)厠の怪 便所怪談競作集 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2010/04/21)
飴村行岡部えつ

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トイレというものは、小さい頃から怖い所でした。
私の小さい頃は、まだ水洗便所というものはまだこんなに普及してなくて、和式の汲み取り式便所…いわゆる「ボットン」便所でした。臭いというより目に沁みるモノが染み付いていて、ソコを覗くと盛り上がった糞尿が山をなしていました。日中はそれでもまだマシで、誰そ彼時にもなれば、白色電球の薄黄色い灯りは狭い便所の四隅の闇を色濃くし、便所の底は臭気はそのままに得体の知れないドロドロした闇にとって変わってしまいました。
・・・ああ、未だに怖い。
「赤い紙、青い紙」とか、「赤いちゃんちゃんこ」とかの話がリアルに感じられた場所。
「御不浄」の名の通り、不浄の場所でした。
怪談が、当然のように生まれてくる場所でした。
洋式トイレで水洗で、灯りが自動で点灯して、便座が温かくなっても、それは変わりがないのです。
だけど、堂々と怪談を語るにはちょっと憚られるようなところ。
なかなか面白い怪談が揃い踏みです。

「便所の神様」・・・最後を覗いて、便所のイヤな感じばかりが際立ってくる話。「厭な小説」みたいな後味でした。
「きちがい便所」・・・平山氏は、正常が異常に堕ちていくのを描くのが、本当に上手いです。そして、ゆっくり日常が壊れていく様が怖いのですが、最後、この後、どうなったってしるもんか、みたいな酷薄さがたまりません。
「盆の厠」・・・語られていないような部分があるような後味…。実話っぽい感じですね。
「糜爛性の楽園」・・・便所にいるのは・・・
「トイレ文化博物館のさんざめく怪異」・・・次第に過去がクロスオーバーしていくのが怖いですね。不浄のモノが集まってきています。
「あーぶくたった わらべうた考」・・・飢饉で行われた人肉喰い。生きるためには仕方がないといいながら、その罪が便所に凝っている。…わらべうたって、怖いですね。小さい頃、あーぶくたった、は、結構お気に入りのわらべうたで遊びだったんですが、確かに、ヒトを喰ってますね、コレ。
「隠処」・・・トイレにこもった後、何が起こったのか?
「縁切り厠」・・・男女の縁も不浄のモノなのでしょうか。
「学校の便所の怪談」・・・原点に触れたような感じです。
「厠の乙女 便所怪談の系譜」・・・でも、やっぱり「女は不浄」っていうのが無意識に関わっているような気がします。

好きなのは「きちがい便所」「あーぶくたった わらべうた考」「縁切り厠」ですね。
トイレの怖さを、楽しんでください。おトイレ用の一冊にするのも、不穏でいいかも。

5/1~今日まで、他人様並みにお休みだったのは就職以来始めてだったんですが、C.Cityに行った以外はアレもコレもと考えていた割にはなんにもできませんでした。だらだらしてましたよ。(ダメオトナ)
本を持って行ったんですが、「天地明察」は、算術の話が出てきたりして、ちょっと腰を据えてかからねばならないようなならない感じだったので、「謎解き超常現象2」に逃げてしまいました。こっちは読み終わったので、近々Up予定です。あと、「文学少女」のシリーズにちょっと手を出してしまってまして…ラノベですけど、面白かったです。続き購入しました。
ついでにいうと、「DQM Ⅱ」が案外面白かったので、ちょっとそっちに浮気もしてましたし。
仕事のための本も読んでましたし。
そろそろ、時代モノを読もうかなー。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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この記事のコメント

ウチも幼い頃は“トイレ”というより“便所”なとこでした。
夜、目が覚めて向かう廊下の気味の悪さ、
終わった後、駆け足で寝床へ戻る感覚。
この本はまだ読み始めた所なんですが
こたつさんのレビューと共にそんなことを思い出しました^^
2010-05-07 Fri 11:21 | URL | Mr.サンデー #IGITNoQc[ 編集]
夜中にトイレなんて言ったら、拷問みたいな感じでしたね。
幼なじみの家は古い農家だったので、カメに板渡しただけのやつが健在でした。
懐かしいけど、怖いですね。
2010-05-07 Fri 22:06 | URL | ひだまりこたつ #-[ 編集]

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