こたつ日和

徒然なるままに。雑記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

少女たちの甘い闇 ~「ひなあられ」

かわいいタイトル・かわいい嬢ちゃんのイラストに引かれたのに、中味はけっこう物凄い・・・

ひなあられ (講談社ノベルス)ひなあられ (講談社ノベルス)
(2010/10/07)
日日日

商品詳細を見る

少女達の背後 知らぬ間に迫りくる
怪しく、切なく、恐ろしい・・・・・


表紙カバーに描かれている4人の少女、それぞれの短編4つ。
各話は関連性はないのですが、唯一あるとすれば、すべての主人公は中学生です。
イマドキの中学生である彼女等の、心の歪みが具現化するとき、それは、恐ろしい結末に向かっていくようです。精一杯、事件を解決しようと足掻くのですが、その理由は殆どの場合自分のエゴのためです。自分の世界を守ろうとした彼女達の結末は…。また、けっこうカンタンに人が死んだり、殺されたりしていますが、それが、イマドキの人命に対する価値観のようです。
人間って、あっけないね。幸せって、あっけないね。

「ばけばけ」…修学旅行の日、わけも解らずバケツをかぶせられ、個性のない「生徒」として記号を与えられる。そして、殺人ゲームが始まる…想いが絡み合い、空回りしていく。気が狂っているのに、計算されたバトル・ロワイヤル。このゲームに、勝者など…いない。
「ひなあられ」…おままごとより劣った、家族。それでも、誰かが、何かを守りたいと望んだ。それは、妹であったり、自分であったり、家族であったりしたけれど…全て、遅かった。
「かものはし」…小さな物置のような「部室」で、「窒息ゲーム」に興じる少女達…最初の間違いは「なかったこと」にしてしまった周囲にあるように思えますが、それが、二人の少女を歪めてしまった。
「オレオさん」…「お金」は全てではないけれど、「お金」は目に見えるし、いろんなものを歪めてしまうもの。少女達は犠牲者。一番怖いのは…罪を認識できないヒト。

それぞれが、心にちくりと刺さる話。
「ばけばけ」は流血表現多いので、弱い人はちょっと注意が必要かも。

「死んだ女は歩かない」を読み始めました。けっこうスプラッタだけど面白いです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

読んだ本~は行 | トラックバック:0 |

この記事のトラックバック

| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。