こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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鎮魂のSF ~「セドナ、鎮まりてあれかし」

8日から今日まで、Aさんが遊びに来てくれてました。なんか久しぶりだったので、近況報告など交えつつ。そして溜め込んだ本・マンガを読んでいただく…ああ、毎回インドアですいません。しかも、今回、風邪っぴきの私の咳がかなりやかましかったのではないかと案じております。ちゃんと寝れましたか?

私信はここまでで。

正月から読んできた本の紹介…っつーか、自分メモが滞っているので、忘れないうちに(笑)どんどん更新していかないといけません。
お正月から読んでいたのは、こちら。
セドナ、鎮まりてあれかし (ハヤカワ文庫JA)セドナ、鎮まりてあれかし (ハヤカワ文庫JA)
(2010/11)
泉 和良

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先の大戦の激戦地だった太陽系辺境の小惑星セドナには、今も膨大な数の遺骨が眠る。ゴロこと尾野碁呂空曹は、任務中の事故で脳に障害を負い、この星に赴任した。穏和な老人イーイーさん、旧型アンドロイドのクイミクと、たった3人でセドナに暮らし遺骨を収集する日々。ナノマシンの嵐で独自進化した生態系を持つこの星と、3人の鎮魂の祈りが深く共鳴するとき、ささやかな奇蹟が結晶する。

まず、この鎮魂の物語は、非常に日本的であると感じました。日々の祈り、死者への追悼、遺骨や遺品への思い入れなど、わたしはとても共感できるものを感じました。セドナは、あえて言うなら硫黄島のようです。
セドナは、嘗ての大戦で、多くの人命が失われた場所です。そこに眠る英霊の骸を、敵味方の区別なく発掘するゴロたち3人。そして、彼らを見守る存在。
私達は、普通、自分は自分の力で生きているのだと勘違いしがちです。でもやっぱり、両親が私たちを育て守って来てくれたから存在していられるんだし、両親はその両親に、と連綿と繋がってきているからこその存在なんだと普段はちょっと忘れがちです。でも、わすれてはいけない。
SFと言うと、やっぱり戦闘とか、カタストロフとか、そういう派手な舞台を想像しがちですが、この物語はとても静かに進行していきます。
鎮魂の祈りが満ちた時、人々の心は揺り動かさせる・・・それは静かに、確実に。

静かな、祈りのSFです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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