こたつ日和

徒然なるままに。雑記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

採話者のスタンス ~「恐怖箱 哭塊」

実話怪談が、「何か」に書かされているのなら、その何かに抗う術も、採話者は持たねばならないのかもしれません。

恐怖箱 哭塊 (竹書房恐怖文庫)恐怖箱 哭塊 (竹書房恐怖文庫)
(2011/02/28)
雨宮 淳司

商品詳細を見る


今回も、読みがいのある作品がほとんどで、なかなか嬉しかったです。ただ、何話かは「怖い噂」に掲載されていたものだったんですが、まぁ、作品集、という形であれば当たり前。
なんといっても、あの悪意に満ちた「集団肖像画」の後日談があります。

「ヤブガミ」…何をやっても祟ってくる「カミ」と関わってしまったら…
「埋ける」…おばあさんは、何を知っていたのでしょうか?
「ウィジャボード、ウィジャボード」…「集団肖像画」の中に込められた悪意は、再び関係者を操ろうとしたようですが…
「四ツ目」…稲株、石組み、…関係のないような、あるような
「標本1031」…再現、されかけた?
「落ちてくる」…ジャブロー…?ガンダムだったらおもしろいけど、なにか、違うものを言ってたとか?サブロー、とか。
「信号の上」…もう、車には乗れない。
「麓の湯」…女は何ものだったのか?
「蛇島さん」…父は何か知ってしまっていた?
「標」…それは、生贄の祭壇のように佇んでいる。
「腕時計をして」…続く、連鎖。
「田舎の事件」…面白半分で行くのはよくないのです。
「あの女医」…なんなんだ…

「ウィジャボード、ウィジャボード」は、作者の意志の力で、さらなる悪意が阻止されたような気がしますが、もしかすると、そういうのをかいくぐった悪意というものが、存在しているのかもしれませんね。…どうなんでしょ?
かなり長い話が多いので、実話怪談のなかではかなり読みがいのある部類に入っていると思います。短い話で、的確にぞっとさせるのもテクニックだろうな、と思いますが、長い話の中で、知らぬ間に怪異が繋がって、連鎖を起こして行くのも怖いものです。関係があるのかないのかわからない事象が、連鎖しているようなんだけど、でも、その理由も関連性もわからない…そういうのは「薄気味悪い」後味を添えて、怪談を奥深いものにしているようです。

「おまえら行くな ~死導編」を読み始めました。これは、「ホワイトハウス」の追加取材部分が目当てなんで、早く読めそう。…しかし、今週は飲み会とかなんとか、夜の読書タイムが取りにくいのです。まあ、そんなもんだ。
その次は「人造救世主 ~ギニー・ピッグ」か「山本君の怪難」かな?
積読は充実してますが、それもどーなんだろう…

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

読んだ本~か行 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<地震 | HOME | 氾濫する物語 ~「地図男」>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。