こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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恐怖のかけらが… 「異聞フラグメント 悪霊」

後を引く、恐ろしさ。
怪談ジャンキーが「安全な場所」から怪談を読むことをあざ笑うかのような、松村進吉氏の最新怪談集。
そう、安全圏などないのです。

異聞フラグメント 悪霊 (恐怖文庫)異聞フラグメント 悪霊 (恐怖文庫)
(2012/01/28)
松村 進吉

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非常に良質な怪談が揃っています。今年はいきなり、凄い怪談を読んだ気がします。のっけから、今年の怪談本のハードルを上げるような作品集です。
そして、やっぱり「のほほん」と読ませてくれない。でも、そういう緊張感もジャンキーは欲しているのかもしれません。…業が深いな。

「ある通夜」…顕れた曾祖母の姿が、思い出せない。
「フラグメント 丁」…火葬場近くの高校で語られる、怖い話の断片は、どうしてもつながってしまう。ヒトの灰が、降り積もる。
「鳴り瓦」…まだ、揺れ続けているのでしょうか。
「ねこまち」…緑色、って事は、青銅とかでできているんでしょうか。
「タラ」…気になるのは、猫に尋常でない死を与えた、病気の原因だけど…。
「番」…何が、留守番しているの?
「影踏み」…ソレを追いかけた、男の様子が、全てを物語っているようで。
「工場」…不条理に成立した景色が、禍々しさを孕む。
「フラグメント 庚」…不気味としかいえない地蔵と、それが視線を向け続ける家庭に起こる、凶事。
「通用口」…子供に魅入られた女性。そりゃあ、管理しきれません。
「想い」…確かに、ストーカー以上に「そういう対象としてみれない」でしょうね。
「フラグメント 壬」…「ドッペルゲンガー」にまつわるような、怪異。
「強い写真」…その強さは、残された思いの強さか。でも…取り返しがつかなくなる前にやめたほうがいいですよ。
「雪の宿にて」…一番強いのは、やっぱり生きてる人間なのかも。
「発祥」…怪異が起こるきっかけを、知っている。
「悪霊」…聞いたものが、恐ろしい目に合っていく。

怖いのは「悪霊」「フラグメント 丁・庚・壬」「工場」「想い」「強い写真」「雪の宿にて」あたりでしょうか。
松村氏はここのところ夏の「超」怖い話の担当をされているので、次は夏でしょうか。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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