こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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死者はだれ?  ~「Another」

読み始めたら一気読み。
アニメもやってますが、アニメの方はどうなんだろうか。わからん。でも、読んでみたら内容はやっぱり「夜中のアニメ」になっちゃう。




新しく出た文庫本はいとうのいじさんが表紙イラスト担当してて、ちょっと萌絵っぽくなっちゃって、おばちゃんが買うにはちょいと敷居が高くなっちゃったような感じもしましたが、まあ、「ラブ○ラス」のキャラ絵の「魍魎の箱」よりはマシかもしれぬ。でも、私はこっちの表紙の方が好きですが。

単行本で出た時は、ちょっと食指が動きませんでしたが、昔「十角館の殺人」「フリークス」「眼球奇譚」とお世話になった綾辻行人氏の本です。

「呪われた三年三組」「足りない机」「いないもの」…

主人公・恒一は自然気胸で入院していたが、夜見山北中学校三年三組に転校することになっていた。しかし、
転校前から何かがおかしかった。
探りを入れるようなクラスメート。
左目を眼帯で隠した少女、見崎鳴。
クラスの中の異和感。
恒一は、鳴に接触していくが、その中でクラスの違和感は更に強くなり…。

上巻の前半は、主人公・恒一のように、このクラスの異和感がもどかしさとなって私たちにも伝わってきます。何かが隠されている。それが何か、自分だけが知らない。疎外感。じれったさ。
でも、このもどかしさは「呪い」のために「呪い」の内容を語ることが出来ない「クラスメート」も持っています。
「呪い」は死をもたらすもの。始まったら、とめることができない。そして、それは始まってしまった。
そして、始まってしまった「呪い」の対策として、二人目の「いないもの」に」されてしまう恒一。
その頃には、こちらも作品世界に巻き込まれています。
紛れ込んだ死者はだれなのか。
この「呪い」は止められるのか。
紛れ込んだ「死者」にすら、誰が死者なのかわからない、というのもすごい。
ただ、全てが終わって、自分が死者だった、と分かった時をかんがえると、死者にも同情的になったしまいますが…。ただ、そのせいで、「死」がまき散らされているのは確かだし…。
下巻は「誰が死者なのか」ということと、「呪い」を止めるための方法を探っていく不安定な状態がまたぐぐっと引き込まれていくような感じです。壊れていく絆もあり、培われていく絆もあり。
しかし、ほんの些細なことでも、案外大事なコトを示唆していたりするので、相変わらずウマイなー、と唸らされますよ。さらに、最後にはどんでんが!!
…あ、でも、今回の「対策」は、語り継げない…ってことは、まだ呪いは続くってこと…?
謎解きと、ホラーとが一緒に楽しめるのが、ほんとうに贅沢です。
スピンオフ作品もできそう。もしできたらぜひ読みたいです。

まだ「陰謀」の本を読んでます。今月は、案外ホラー系の本が大量。真冬の怖い話大会ですね。
あんまりがっつり怖いのは、脆弱なおばさんには堪えるので、吉田戦車の「逃避めし」をながめています。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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