こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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虚実のあわい ~「怪談実話系7」

いつもながらがっちりしたラインナップで安定した作品集です。そのくせ、しっかり初参加の実力派も確保しています。

怪談実話系7 (MF文庫ダ・ヴィンチ)怪談実話系7 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2012/02/23)
高野秀行,岩井志麻子,黒史郎,伊藤三巳華,安曇潤平,松村進吉,勝山海百合,朱野帰子,黒木あるじ 恒川光太郎

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恒川光太郎氏は初参加だったんですね…なんかもう、とっくに書いているのかと思ってました。

「神隠し」…「幻獣ムベンベを追え」の高野秀行氏は初参加。民俗学的な話としても読ませてくれます。妖のものが、人に畏怖され、威を振るうアジアの国々。
「布団窟」…恒川光太郎氏の作品。体験が、徐々に物語の中に埋もれていく。
「くるみ、くるめ」…勝山海百合。胡桃に巻き続けた辛くて哀しい思い。振り返った鬼は、どんな姿をしていたか。
「必ず参上」…朱野帰子。飼い猫の執念深さとその恐怖が、小さな看板をきっかけに蘇る。
「怪談ラブレター」…伊藤三巳華。可愛らしい絵なのに、描いている内容はじわりと怖い。本来甘酸っぱい想い出になってもよい話なのに、なんだか禍々しくなってしまいました。
「椎名葉草・続」…黒木あるじ。「6」に続いてのこの体裁。最後の「冬去」という話がオチが聞いていて好きです。同時になんとなく前編の救いになったような感じ。
「境界線」…安曇潤平。必要な薬を持たず強行した登山。体調を崩した自分の見た夢は…。もし、母親の返事を聞いていたら、自覚していたら、かえって来れなくなっていたかもしれない。
「うつろのぬくもり」…松村進吉。怪談を上梓したあとの、後日談の形で。実は虚に、虚は実に、少しずつ食い込んで、うつつに現れればその境目は…。
「贖罪時計」…黒史郎。破滅させた男の時計が、女を巻き込んでいく。
「みなさん、「あの女」がだいすきなんですね」…岩井志麻子。これは次の感想で。

粒ぞろいで、毎回発行が楽しみなシリーズなので、今後も是非、続けて欲しいものです。新しい人にも、是非参加していってほしいですねー。漫画…伊藤潤二先生なんていかがなもんでしょ?

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

読んだ本~か行 | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

2は読みました実話系?読みごたえ有りましたけど…虚実入り乱れなの?~…ふざけないで…腹立つ~繋がらない電話…行方不明の友人…小説ネタとしても最高ね…
2012-09-04 Tue 18:58 | URL | 女大道芸人美★!haru #-[ 編集]
コメントありがとうございます。
嘘から出た真実、ともいいますので、そーゆーのも楽しみ方のひとつかもしれませんね。
2012-09-05 Wed 22:18 | URL | ひだまりこたつ #-[ 編集]

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