こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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いわくインネン ~「ワケありな名画」

名画の鑑賞方法にはいろいろあるもんだな、とは「怖い絵」シリーズで学ばせていただきましたが、これもまた、変わった方面からの名画(迷画?)鑑賞の方法かも。

ワケありな名画ワケありな名画
(2012/04/04)
沢辺 有司

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こちらは名画として鑑賞される31点の絵画を、それらにまつわる事件や作家の事情などから見てみたら、という本です。
表紙の絵は「オフィーリア」というんですが、この絵が好きなのです。何処か常軌を逸したようなうつろな表情。口元は何か声にならない言葉を紡ぐように、ふわりと開いているけれど、きっと彼女の言葉は誰にももう届かない。最愛のハムレットにも、全能なる神にも。そんな悲劇の女性オフィーリアを描いたこの絵。しかし、この絵のモデルの女性は本当に死にかけ、また薄幸の生を生きたそうです。そう思ってみると、このオフィーリア、なんとも暗示的な、さらに薄暗いイメージの絵になっていきます。
デ・キリコの「ヘクトールとアンドロマケー」では、作者本人による「贋作騒動」に、ちょっと同情したり。私はキュビズム絵画は全然わかんないんですが、作者もよくわからん変な人だとは思いますが。
「エマウスのキリストと弟子たち」は、メーヘレンという作家がフェルメールの贋作によって結果的にはナチスを騙した英雄と称えられた話。
未だにちょっぴりグレーゾーンと思うと見方が変わってしまう、ルノワールの「少女」やゴッホの「ひまわり」。
教科書に載っている「名画」の教科書に載せられない「背景」は、逆に絵画に趣や厚みをもたらしているんではないかしら。
なんか他にもありそうですが…いかがなもんでしょう?

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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