こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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もっと短くても ~「怪談実話コンテスト傑作選3 あし音」

ビーケーワンが吸収されて、募集やめちゃったみたいなんで、これが最後になるんでしょうかね。

怪談実話コンテスト傑作選3 跫音 (文庫ダ・ヴィンチ)怪談実話コンテスト傑作選3 跫音 (文庫ダ・ヴィンチ)
(2012/04/23)
加門七海、東雅夫、平山夢明、福澤徹三/編

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ここから世に出た黒木あるじさんなんかもいらっしゃるので、「怪談を書きたい!」という人にはよき登竜門だったように思います。同時に、自分が「怖い」と感じたことを、誰かに伝えるのは難しいことだなぁ、とも思いました。
「怖い」を語る時に、ついつい「怖い」を盛ってしまったり、飾ってしまったりして、「怖い」の本質がブレてしまったり、ということがあります。照れてしまうこともあるかもしれません。ぼんやりさせすぎて「怖い」もぼんやりしてしまうかも。そんなさじ加減はやっぱり書き続けることで培われていくものでしょうね。
今回は全体に「長いなぁ」という感じ。長くてよい、ではなく、やや「だらっとした」印象かも。飛び抜けて怖い話はありませんでした。

「もうひとりのダイアナ」…「ダイアナ」というあの個人名を出したことで、怪異によっておかしくなってしまう階下の女性がイメージしやすいかも。イギリスの古いアパートだからこそ、怪異の正体がいろいろ想像されるのもおもしろい。私的には最後の行いらないかな。
「いなさった」…最後の「おっかねおっかね」のせいで方言にしたいのか、標準語で客観的に語りたいのかわからない。もう、語ってるおじさんの口調で通したほうがいっそこわかったのかも。
「らくがき」…天井に子供の落書きがあったら、おっかないでしょうに。ちょっとずれちゃった主人公の感想。
「ひっぱるの」…子供は無邪気…なわけではない。点滴があんまり抜けるなら、他の策もあったようにも思いますけどね。執拗さが怖い話。
「口裂け女の寺」…よくある心霊スポット探検の話のようですが、巻き込まれた親切な運ちゃんがかわいそう。ザッザッザ、チーンチーンチーン、というところは、音のせいでなんかコミカルに感じてしまった。
「祖母」…肝心なのは最後のほうなんですが…長いよ。
「人身事故」…加門七海さんが「三両編成で田舎」というのでイメージわかない、ということで、掲載作では2両になったようですが、愛知県で、田舎だとこんなもんだろうなーというイメージは、自分には身近な場所だけに、簡単にわきました。オチは面白かったんですが、「赤い妹」に載っていた、飛び降り自殺をがやがやと野次馬する幽霊、というオチに近いのかも。でも、これは面白かったかも。最後のエピソードなしの方がいいなぁ。「嫌がる子供が引きずられてった」といい位が私好み。
「車上の男」…この体験者、のんきな人なんですか?
「同居人」…妖怪好きだけどね。お母さんはどういう解釈をしていたのかが気になる。妖怪、って思ってなかったのかもしれないよ。
「観察」…ちょっと回りくどいかな。自分の身の危険に対する怖さがたくさん語られているので、肝心な怪異の内容が霞んじゃったかも。

いいね、と思ったのは「ひっぱるの」「人身事故」くらいでした。まあ、しょうがない。

またぞろ、怪談本が出てくる季節ですね。楽しみだー。でも、読まなきゃいけない本が溜まっています。掃除もまたたまってきました。…だめじゃん。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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