こたつ日和

徒然なるままに。雑記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

脳内がぐじゃぐじゃしてくるよ・・・

楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史 (ハヤカワ文庫 JA マ 5-5 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) 楽園の知恵―あるいはヒステリーの歴史 (ハヤカワ文庫 JA マ 5-5 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
牧野 修 (2007/07)
早川書房

この商品の詳細を見る

脳味噌ん中がぐじゅぐじゅしてます。・・・てゆーか、します。
非常に内容の濃い短編集です。一応SFシリーズ、というジャンルで発売されているようですが、ホラーテイストの話もあり。
設定の不条理さが、このヒトの文才のおかげでストンと入り込んでしまう。いっぱい入ってますので、好きな話だけピックアップ。
「召されし街」は、私の好きなゲーム、「バロック」(ええ、しつこくもやってますともさ)になんとなく通じるものがあります。転がる死体たちが語る中、ただ一人生きている少年が、街と決別するまで。語る死体がなぜだか「バロック」の登場人物のよう。この街の異常な風景をグラフィックにするとあんなんなんだろうなあ。
「インキュバス言語」・・・あはははは、なんじゃこら。小さいお子様は読んじゃいけません。っていうか、読んでもわかんないんだろうなあ。ああ、こんなんで創造された世界には住めない・・・ラスト1P、まさに圧巻。
「バロック あるいはシアワセの国」・・・ああっ、ココにもバロックが(笑)過去の「時間の王国」の栄衰と、じわりじわりと広がって行く「シアワセ病」。ネガティブな感情がなくなってしまったら、滅びるしかないよ。滅びる恐怖さえないならなおさらだ。
「踊るバビロン」生体建材が暴走して出来上がった「屋敷島」。その中での世界観が確立していて、不条理さに拍車をかけます。高層ビルが<ダンサーの父さん>に変形って・・・枠外でさらりと触れられているけど、それって・・・おっかなくないか?
「演歌の黙示録」これも、ちょびっとオカルトかじったヒトは「うふうふうふ」ってなりますよ。もう、登場人物からプロダクションから。紅白歌合戦で日本壊滅。さらに人類滅亡まで。・・・そりゃ、しょうがないでしょう、これじゃ。
「付記・ロマンス法について」・・・心底、ぞっとした。何がって、本を読んだり、書いたりする「自由」が認められない世界・・・そんな世界になっていく過程が。しかも、それが善意で、正しいことだとされていくことが。この世界では、私は生きられない。
 
こんな感じで、最後まで脳味噌揺さぶられます。いろいろなアプローチで、ぐじゃぐじゃぐじゃ。
構成が「診断」「症状」「諸例」「療法」とわかれていますが、だんだん自分が重体になってしまいますよ。

読み応え、じゅうぶんです。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

読んだ本~や・ら・わ行 | コメント:2 | トラックバック:0 |
<<真剣です | HOME | タイトルなし>>

この記事のコメント

おお、牧野さん て感じですね。
久しぶりに読みたいな。短編集なので尚良しv
ハヤカワ文庫ね。最近小説の質が悪くて調べもしなかったわ。
2007-07-18 Wed 13:22 | URL | わか #o6.nH2Qo[ 編集]
えろ入ってても面白かったですよ。
おかししましょうか?
2007-07-19 Thu 21:17 | URL | こた #-[ 編集]

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。