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さらりと読めました2007-08-08 Wed 09:56
今年のホラー(妖怪・幽霊系)は大豊作~~。でも、いっぱいありすぎて、図書館借りでは満足できない私には非常に辛いところ(お財布的に)。それでも買ってきては読む。その恐怖の無限ループ。 で、こちらはちょっと気になってしまって買ってきた一冊。 三千世界の大魔王、神野悪五郎が、現代に蘇る。最強最悪の怨霊を祓うために。 共に立ち向かうのは十三歳の少女、夕凪紫都子。 ・・・だが、勝てるのか? オビはこんな感じ。神野悪五郎ってどっかで聞いたことあるよ、って思っていたら、「稲生物怪録」に名前だけ出てくる大天狗さまでした。おお、そうだったか。 前半、この「稲生物怪録」のように、次々に妖怪がでてくる黒間屋敷の描写が面白い。まさしく、現代版「稲生物怪録」。いいなあ、妖怪蜜柑。妖怪が見れるもんなら食べてみたい。紫都子の祖母、蕗も豪胆で、その肝試しのシーンも好き。こんな妖怪がいっぱい出てきたらいいなあ。ここにでてくる妖怪は、なんかからっとしている感じですが、それゆえに、人心から生じた怨霊には勝てないのかも知れません。 怨霊の元(?)になったもののエピソードなどはちょっぴり時系列的にどうなのか、時代にあってる設定なのかが疑問でしたが。まあ、たまりにたまってた、人間の負の感情が熟成されたところに、その力を行使できる手順を踏めば怨霊となる、というのは解りますが。 後半、ややあっさりと流されてしまった感じです。 読後感は本当にあっさりしてます。四方八方丸く収まってしまいますが、この妖怪達にはこんな感じでもよいのかも。 神野悪五郎は・・・大物です。 |
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