こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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新しい ~「絹更月怪異録 ~摩楼館怪奇事件簿」 

創作小説と実話怪談がうまくミックスしています。

絹更月怪異録  ~摩楼館怪奇事件簿~ (竹書房ホラー文庫)絹更月怪異録 ~摩楼館怪奇事件簿~ (竹書房ホラー文庫)
(2012/09/29)
澤村有希

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表紙がちょっと耽美な感じで、思わず「BLですか?」といいたくなってしまう感じですが、そんなことはありません(いや、若干、そういう雰囲気がないわけでもないような…どっちやねん)。ちゃんとした怪談本です。

九段下、レトロな雰囲気のカフェ「摩楼館」。その雇われ店主にして、謎めいた美青年・如月翔太郎と、常連客にしてフリーライター・一条明。一条はしばしば自分のモノ書き取材のためにこのカフェを利用している。その取材内容は「実話怪談」…

実話怪談部分は一条か如月が聞いたり語ったりするスタイル。各話を創作部分がつないでいく感じですすめられています。しかも、登場人物・如月にはちょっと妙な感じがあり、そのミステリアスさが程よい味わいです。今までの実話怪談のシリーズにはない構成なので、とても新鮮に楽しめました。あと、創作部分は美味しそうな珈琲やそのお供なんかが詳しく出ているので、私の食いしんぼマインドも刺激されます。
実話怪談部分はというと…
「暴力」も「草いきれ」も、関連すると思われる事象と怪異がどうつながっているのかわからないけれど、わからないからこそ、その怪異が起こることが怖いと思えます。
「夏の日」は短い怪談が集められています。祟るシヴァ像、とげ抜き地蔵に助けられたという謎の外国人、花火とともにきたもの、牛のような鉄の粒のもたらした恩恵、「見える」と自称する女の残したもの、無念をこびりつかせた薄汚れたジッポー。そして、最後の日航機墜落事故に纏わる無念(別に関係者がいた訳ではないのですが、私は日航機墜落事故の話に触れると涙腺が緩みます。ちょっとしたトラウマみたくなってるのかなぁ)。
「惑いの森」は、帰りたいと懇願する、この世のものではないものに囚われてしまった女性の話。
あまり類話のない実話怪談でなかなかよかったです。

続巻が出てましたので、そちらの感想もあげたいと思います。

テーマ:読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

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