こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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鈴堂雲雀ソロデビュー 〜「恐怖箱 吼錆」

じわり、と錆のように滲み、落とすことができないもの。

恐怖箱 吼錆(くさび)   (竹書房ホラー文庫)恐怖箱 吼錆(くさび) (竹書房ホラー文庫)
(2013/02/28)
鈴堂 雲雀

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恐怖箱トリニティの一角、鈴堂雲雀氏の待望のソロデビュー本です。良質です。本数は少なめですが、なんだか、じわじわとくる話が多いです。嫌な苦味が残ります。久しぶりに厭な話を読めました。

「呼び込み」…これ、ちょっとよく解らなかった。呼び込む時に触る、というのは、お店に入ってくる霊とかをセーブするってことなのかと思うのですが、「溜まったらたのむ」というのは、お店の中のものをどうにかする、ということで…あ、もしかして、呼び込む時に溜まってるのをくっつけるのか?
「闇を呼ぶ」…知らないうちに悪いものを取り込んでは、取り返しがつかなくなる前に周りに発散していた男。しかし、意識的にそれができる者にはかなわない。一分始終を見ていた体験者は…。
「始まりの木」…潅木、腕のような枝、耳に響く声、連なった死。ソコに関連は見いだせない。でも、つながっている。
「責務」…本当は、生きているうちにどうにかするべきだったけど…
「守った人は」…やってはいけない「お墓遊び」。母が何を知っていたのか、もはや知ることはできない。
「朝焼けに映える海」…生け贄?体験者の声は友人に届いたが、友人は…。もしかして、最初から友人が目標だったのではないか、とも。
「笑顔のままで」…でも、自分の中の黒い部分を、全く出さずに生きていくなんてことはできないと思う。
「相反」…いつか、犬を狐が駆逐するまで。
「これから先は」…きっかけは単なる事故だった。中途半端な興味が死者を増やす。…人死にがあったところをそのまま直して使うのもそうとうなものですけどね。
「結果は遠く」…本当に、連鎖は止まったのか。
「経理課勤務」…バレてますよー。
「天国への案内人」…きれいな話のようですが…少女は、天国にはいけないのではないでしょうか。
「連鎖」…残っているのは、折れたら困るところばかりですね。
「約束の指切り」…連れて逝ってしまいたいのも、守り続けたいのも、同じ母の気持ち。どちらも等しく強かったのでしょうね。

全編良作ぞろいで迷いますが、気になるのは「闇を呼ぶ」「責務」「笑顔のままで」「相反」「これから先は」「経理課勤務」「天国への案内人」「連鎖」「約束の指切り」。
沢山、引き出しを持ってらっしゃるようですが、今回ボツになった話でも、また構成し直してどこかで発表されるかも、と思うとなんだか息の長い作家さんが誕生したようで、楽しみの幅が広がります。


来週から勤務異動です。手術室にン年ぶりに戻ることになりました。古い知識しかないのに、今更やっていけるのか非常に不安です。
で、自分へのお疲れ様も兼ねて、今日は全身マッサージしてもらいにいったんですが…
太腿の裏側が痛い…っ!!?脱力と痛みが、まるで生理痛のように…っ!!
ガタきてました。明日は肩と背中が痛みそうです。…加減して貰ったつもりだったんですが…。

いま、「怪樹の腕」を読んでます。戦前の邦訳による「ウィアード・テールズ」の短編集。久しぶりに面白くホラーを読んでます。いいなぁ、昔の邦訳。

テーマ:読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

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