こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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有機と無機が混じり合う 〜「皆勤の徒」

とても聞き覚えのある言葉が、全く予想しない表記で語られる、この異和感。
どろりとした有機的なモノが溢れているのに、どこかが無機質。
それは、人間が知っている言葉をまとっているのに、全く異質なものが現れる世界。

とにかく、最初はこの造語の海に溺れてしまい、作者が何を意図しているのかに思い至ることができませんでした。ただ、この生命とも非生命ともいえない感触が、私にはなんだか心地よく感じました。前にもチラッと触れたけど、あえていうなら弍瓶勉のマンガ「バイオメガ」とか「BLAM!」とかみたいな感じです。
なんとなく、人間世界の片鱗は残っているけれど、とても異質に変容している世界。
最近のSFには無い、この世界観は、構築した作者の凄さを表しているのではないでしょうか。好き・嫌いは確かに分かれそうですねどね。ただ、圧倒的な文章にこの世界を受け入れずにはいられない。
この作品の仕掛けについては、巻末の大森望氏の解説によって、やっと明らかになってくるわけですが、それを踏まえて再読するとさらに幅が広がってくるのではないでしょうか。
でも、かなり読む人を選びそうな作品ですね。「SFが読みたい 2014」あたりでは案外上位に食い込んできそう。…っていうか食い込んできて欲しい。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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