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思惑絡んで 〜「臨機巧緻のディープブルー」2013-12-10 Tue 01:54
更新停滞気味ですが、しょうがない。
でも、ちょっと開き直ってきたので、本を読む気にはなってきているっぽいです。 さて、小川一水氏の新刊SF。 「天冥の標」のシリーズは読んでいないのでなんですが、やっぱり面白い小川氏のSF。堪能させていただきました。 太陽系を知り尽くした人類が、遥かな星を知ろうと、艦隊を組んで星々を渡る世界。そんな艦隊のひとつ、ダーウィン艦隊。彼らは新たな星を発見した。豊かな海に覆われた、蒼く美しい星。しかし、その星には未知の艦隊がいた。 価値観が違う、共通言語がない異星人とのファーストコンタクト。1種族だけでもややこしそうなのに、今回は1度に2種族。蒼い星に住む人魚型「ルイタリ族」はな、「聞き耳」の少女・ヨルヒアがいますが、もう片方、猛禽類のようなバチス・シュワスフィン族にはそんな便利なことはなく、まずは映像で、やがては会話で、と段取りがあったりします。 物語の主人公・石塚旅人は、地球のダーウィン艦隊に乗り込んでいたカメラマン志望の青年。相棒はカメラに搭載されたsAI・ポーシャ。旅人は、不時着した艦からこっそり抜け出し、海に聳える塔へ行き、ヨルヒアと出会います。幽閉されているヨルヒア。旅人はヨルヒアと交流し、心を通わせていきますが…。 さて、知的生命体同士の交流です。恋人同士でも駆け引きは必要ですが、それ以上に様々な思惑の絡んだ交流が描かれています。 地球のダーウィン艦隊も一枚岩ではなく、まずは調べましょうの「科学者」たちと、攻撃される前にぶん殴れという「軍人」たちの駆け引き。異星人たちと地球人の駆け引き。異星人同士の駆け引き。 。 異星人が、人間よりもウブだなんて先入観をもってるとね…。最後にびっくり致しますよ。 |
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