こたつ日和

徒然なるままに。雑記

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拝んで始末する ~「拝み屋郷内 怪談始末」

ほぼ1か月ぶりの更新です。
ご無沙汰してます。
この1か月、友人Uさんの手術とか仕事の締め切りとかでばたばたしてまして、ゆっくりパソコンに向かっていませんでした。本もあんまり読めず。手術はうまくいって、Uさんは元気なのでご安心を。

で、やっと時間が取れるようになりましたので、今回は怪談本を読みました。
初めての作者さん。でもとても良質な怪談てんこ盛り。

拝み屋郷内 怪談始末 (MF文庫ダ・ヴィンチ)拝み屋郷内 怪談始末 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2014/05/22)
郷内心瞳

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拝み屋の作者のもとには、様々な怪異が持ち込まれてきます。相談者は、怪異を語り、拝んでもらって、それを置いていきます。作者はその語られた怪異を、怪談に昇華し、怪異の想いを遂げさせるのです。
それが、非常に淡々とつづられていくのです。
そして、彼自身にまとわりつく怪異の恐ろしさが、澱のようにこびりついてくるのです。

「いいよね」…答えてはいけない。
「真夜中の電話」…最初はただのサイコさんの電話かと思いきや…
「苦肉の策」…お札の貼り場所として、そこは盲点だったわー…
「パントマイム」…タイトルの滑稽さが、情況の異常さを際立たせる。
「見回り」…こういう看護師の幽霊絡むと、言ってやりたいことがある。「制服は清潔に!」(現役なめんな)
「不許可」…DQNネームにならなくてよかったね。神様に感謝。
「怪談になる」…約束通りに。
「怖がり」…ギャ…ギャル?
「婆ちゃん」…婆ちゃんが、やっつけた!
「してやられたり」…手馴れているのがかえって怖い。
「西川君」…ちょっと複雑…
「桜の君」…異形の者に、恋焦がれてはいけない。必ず、何かを失うから。
「桐嶋加奈江」…現在も、まとわりつき、絡みつき、隙を狙って、手を伸ばしてくる。因果も、因縁もわからない。ただ、それはやってくる。
「冷たい花」…もう、離さないから。
「相部屋」…夫はいったい、何を見たのか。「視て」しまったのか。
「第一発見者」…視えてしまったがために、理解されない。
「人を殺した人の顔」…コイツ、だめだ…
「手品師」…なんかすごく、嫌な感じだ。
「誘導」…逃げたかったのに。わかっていたのに。…できれば、「先生」にも因果応報を。
「生前供養」…拝んでしまう。
「カウントダウン」…ゼロになった時…何かが起こるのか。
「めでてえなあ」…不吉を運ぶ、白無垢の花嫁。
「奇跡の石」…まさか、これが絡んでくるとは。
「不明熱」「無防備」「境界線の欠落のある風景」「始末」…様々なものに、無防備になる。弱っていく。すべてのきっかけは…。
「ある人形と花嫁の話」「花嫁を見る」…書かれたくない話もある。書ききることは是か否か。

気になる話は、なんといっても「桐嶋加奈江」の一連の話。また、「奇跡の石」から「始末」に至るまでの話も、追い詰められていく過程がめちゃくちゃ怖いです。他には「不許可」「桜の君」「冷たい花」「人を殺した人の顔」「誘導」「カウントダウン」「めでてえなあ」。
語り手ご本人の生命にかかわりそうな怪異が多くてぞっとする。
無事に、次の作品が読めるように祈っています。願わくは、昇華し成仏した怪談が、守ってくれますように。

「オカルト」を読み始めたところで、「RED DRAGON Ⅵ」が出たのでそっちに浮気することにしました。楽しみにしていたのでうれしい。早く読もう。

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