こたつ日和

徒然なるままに。雑記

見えるヒトも見えないヒトも

百物語 第7夜―実録怪談集 (7) (ハルキ・ホラー文庫 ひ 2-7)百物語 第7夜―実録怪談集 (7) (ハルキ・ホラー文庫 ひ 2-7)
(2008/07)
平谷 美樹岡本 美月

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ふと感じる視線、気配、声、
その時からあなたは、違う世界にまぎれこんでいるのかもしれない・・・


作者の平谷氏は見えちゃうことがあるヒトのようです。
しょっちゅうじゃなくて、多分、たまに波長が合ってしまうんでしょうけど、その波長の合う領域が広いという感じなのでしょうか。
でも、できればあんましあいたくないよねえ・・・・
こちらの「百物語」のシリーズは、「超怖い話」や「怖い本」とは違って、そんなにエグい感じはしないです。どちらかというと、由緒正しい日本の怪談。

「ホテルΩ」・・・一連のホテル怪談。こーゆーホテル関係の怪談を読むたびに、旅先のホテルが怖くなってしまいます。でも怖いから、御札探したりはしません。
「壁の亀裂」・・・亡くなってからも、気苦労が絶えない・・・
「現場」・・・今でも、家を建てる心ある大工さんがいてうれしい。
「ミヤモトさんの話」・・・ホテルΩの語り部でもあります。怖い体験、というのは集中する事だってあります。今後の人生で都合の悪いようなことは、忘れてしまうに限りますね。
「シラカワさんの話」・・・「横たわる三人」、「大猫」、「金色の柱」の話が好き。タヌキとか狐がヒトを化かしても不思議じゃなかった「横たわる三人」。「金色の柱」は金の鉱脈でもいいけど、なんか自然エネルギーが放出されているんだろうなあ。
「ユリさんの話」・・・「産まれる前にいた所」は、ちょっとぐっときます。
「アカネさんの話」・・・「幽体離脱」お茶目なじいちゃん。「生霊に憑かれる」通りすがりの生霊って・・・。
「サツキさんの話」・・・「チャンさんが来た」おいしいチャーハンだといってもらってよかったね、チャンさん。
「ユウマさんの話」・・・子供って、時々、なんかみてますよね。
「オガワダさんの話」・・・あああ、気になるぅぅぅ!!
「ウチダさんの話」・・・庭付き「サムライ」憑き一戸建て。
「さまざまな怪異」・・・いろいろあります。

たくさんあって、紹介しきれません。
怖い話を呼んでみたいんだけど・・・という初心者の方にも安心してオススメできます。
・・・私的には。(でも、母ちゃんには読んでもらえない・・・しくしく)

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塀の向こう

刑務所の怪談刑務所の怪談
(2008/07/12)
坂本 敏夫

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罪を犯した人々が収容される「刑務所」。でも、人間が生活を営む場所で、ヒトのココロが見る不可思議に塀など存在しないのかもしれません。

元刑務官ということで、非常に実直な文章を書かれる方です。
なんとなく、刑務所での怪奇現象というと、殺人犯の元に殺されたヒトが現れて、「許してくれええ!」なんてのを想像してしまいますが、案外世の中、そう一筋縄ではいかないようです。

「童舞」・・・両極端の母親像。
「ステンドグラス」・・・罪の意識が見せるものなのでしょうか?
「トライアングル」・・・死刑囚の思いが染み付く・・・そんなもんが運動会のロープと一緒って・・・・
「消印のない葉書」・・・ちょっと切ない、いい話。でも、死んだヒトとの面会が公式記録に残るってスゴイなあ。

非日常としかいいようのない世界で起こる、超常の出来事。
ちょっと変わった怪談集です。


こないだ、いすにもたれて寝オチしたら、首と肩がありえないくらい硬くなってしまいました。
マッサージしてもらったんですが、まだ本調子じゃないです。

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ええい、くそ!!

怪奇がたり (扶桑社文庫 し 12-2)怪奇がたり (扶桑社文庫 し 12-2)
(2008/07/12)
城島 明彦

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シーズンになれば、当たりばっかり引けてくるわけではありません。
キビシイかもしれませんが、やっぱり「読み物」としてイマイチなものも引いてしまうわけです。
私は、作家でも買いますが、タイトル買いも結構多いのです。
で、タイトルやオビに引かれて読んでみたら、「あれれ?なんか、なんかおかしいぞ??」となり、作者や既刊案内を見て、「しまった!」となるパターンもあります。
今回は、良いほうに転ばず、イマイチなほうに転んでしまった例。
作者の既刊、「恐怖がたり42夜」は、話としてヒネリがイマイチで、もうちょっと、「実話らしく」するか、いっそフィクションで開き直るかしてほしいな、くらいに読んでいたのです。
で、今回。
・・・割と、ありきたりな話になってしまったのと、「もう少し調べるとリアルだよな」とかいう部分が非常に多く、読むのに難儀してしまいました・・・もうヒトヒネリだ、ヒトヒネリ欲しいんだ!!

「首塚」・・・そもそも肉食モルモットが大人しくその場所にいた(繁殖していたならなおさら)のが不思議。逃げた段階で散らばってるはずだよねえ。
「骨」・・・パニック系の恐怖になっていくように仕向けたかったんでしょうけど、それゆえ、ありきたりなラストに・・・
「記憶」・・・どっかで読んだような話。
「鈴」・・・めぐみさん、いいヒトだなあ。こんないいヒト、いませんよ(皮肉)
「呪殺」・・・ここまでくると途中でなんか、オチ、読めちゃった
「髑髏盃」・・・ラスト、意味がよくわかりませんが・・・参加者に復讐の権利はないだろうし・・・
「手毬」・・・ネタは安倍清明VS芦屋道満・・・ひねったつもりだけどちょっと無理っぽくないですか・・・
「顔」・・・ドッペルゲンガー?
「人形」・・・ヘタに因果を感じさせたがために・・・

うわー、いいことひとつも書いてない。解説ではひとつひとつすごい誉めてあるのに・・・・私の感性が鈍いのかしら?
でも、もうこのヒトの作品は読まなくていいや。

自分への戒めも兼ねて・・・

口直しは「刑務所の怪談」にしようかな

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いわくつきゆえ、紹介不能

いわくつき日本怪奇物件 (ハルキ・ホラー文庫 ふ 1-2)いわくつき日本怪奇物件 (ハルキ・ホラー文庫 ふ 1-2)
(2008/07)
福澤 徹三

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ちょっとタイトルから予想していた内容とは違っていました。でもまあ、しょうがないよなー。実名で公表するわけにもいかないし。伏字にしたって、わかるもんはわかるし。
ただ、あえて辛口でいうならば、季節合わせのやっつけ仕事気味な出来のような感じがして残念。
もちらん、この時期よくコンビニで売られている怪奇スポット案内みたいな本ではありません。
きちんと読み物として楽しめる内容です。なので、逆に蛇足的な「いわくつき」の場所の紹介は不要だったかも。
「縮んだ眼」・・・これ、呪われてるにしても、こいつがヤバイ。
「北棟」・・・病院は怖いところだよ。どこでも怖い話が転がってる。
「ほどろふ」・・・って、・・・・ナニ?
「蜘蛛」・・・場所に、毒されていく
「佇むもの」・・・閉じ込め、塗りこめて・・・そうやって、いわくつき物件って、作られていくんだね。
「トンネルの落書」・・・自作自演?でも・・・呼んでしまったかも。
「ビル街の草原」・・・まるでタイムスリップしてしまったような・・・
「ケイコさん」・・・堕ちも堕ちたり。でも、現世の人間も十分怖い。欲が絡むとなおさらね。
「ゆきちゃん」・・・どんな縁があったのか。ちょっと物件絡みではないですけど。
「患者の声」・・・ちょっと切ないなあ。・・・ウチの病院、カルテ探してるヒトがいるらしいですけど。
「事故物件」・・・ある意味、わかりやすい。
「ぺこぺこさん」・・・これは、ねえ。仕事一生懸命やってるヒトに失礼な会社。
「桜」・・・古井戸だって、埋めるときお払いするからねえ。てゆーか、実際、そんなん手抜きでしょ!!

でもやっぱり、「物件」案内ではないので、タイトルはイマイチ。

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やっぱり怖いよ。

怖い本 8 (8) (ハルキ・ホラー文庫 ひ 1-14)怖い本 8 (8) (ハルキ・ホラー文庫 ひ 1-14)
(2008/07)
平山 夢明

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表紙がこーーーわーーーーいいいいいーーーー
平山先生の、「オバケ」が怖い本です。(「東京伝説」なんかは、「人間」が怖い本)
私はこんな風に怖い話は大好きですが、本来はめちゃくちゃビビリ症。廃墟も大好きだけど、「お持ち帰り」が怖いので、いきません。勤務で患者さんが亡くなって、お見送りをした日は、帰ってきたら塩をふるくらい。(最近はあんまりしてません。慣れって怖いなあ)
要するに、安全なところからみていたいという、非常に卑怯なタイプ。
で、読者としての自分は安全なような気がするのですよ。
今回も堪能させていただきました。

「先輩」・・・先輩が彼女に振られたのは、低俗霊のせいじゃないと思いますが・・・
「貰い物」・・・こーゆーのが怖いので、私はリサイクルショップが利用できません・・・しかも、そんなもんプレゼントしないように。
「夜の道」・・・タチ悪い。
「マズ席」・・・お父さんに気に入られるとおいしいのかな。
「ある訪問」・・・黒い人、くるよ。ちょっとタイプは違うけどね。私も夢で見た。
「すごく怖いの」・・・ビジュアルにするとムチャクチャ怖くないか?
「単独行」・・・ザックの中味も怖いけど、これはリアルに怖いなあ。
「トンネル」「廃墟セット」・・・だーかーらーーー、なんで行くの!?しかも、後でその車、乗り続けるんだよね?
「捨て場」・・・不法投棄ですのでやめてください。修行が足りないどころじゃないな・・・
「よりちゃん」・・・霊感カメレオン。単に怖くて青ざめているだけだったりして。
「青テン」・・・マルさん、かわいそうだよな・・・
「賞味期限」・・・どっちかとゆーと、使用期限のような・・・自分で防ぐ方法、教えてもらわないと・・・
「改修工事」・・・神社って、「鎮めて」「納まって」いてもらうところでもあるからなあ。
「手袋」・・・わからないからすっきりしない。
「巻き添え」・・・忘れないでいてあげて。

ただ、今回は「コレだ!!」という怖さのものがなかったような感じがします。
怪談ジャンキーはより怖いものをもとめているのでしょうか・・・

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